« 【万博】トヨタグループ館の感想 | Main | 【万博】夢見る山のテーマシアター「めざめの方舟」の感想 »

2005.04.15

【万博】三井・東芝感の感想

P41802121

「三井・東芝館」の合成映像体験「スペースチャイルドアドベンチャー・グランオデッセイ」を見てきました。
自分の顔を3Dスキャナーで取り込み、コンピュータグラフィックスで再構成されて、SF映画に出演できるという評判のパビリオンです。いつも長い行列ができていますが、1回に20人×12(240人)しか収容できないことを考えあわせると、1回に大人数を収容でき、それでも長い行列ができる「トヨタグループ館」や「マンモスラボ」と同じ基準で人気度を計るのは難しいかもしれませんけれど(^^;。このパビリオンはこの分野に興味があるかないかで、極端に賛否が分かれると思いますが、私としては...(^^;です。

4月11日(月)にトヨタグループ館の後19時半頃に行ったのですが、全く行列はなく、すぐに入場できました。
改札の後は、20人ずつのグループに分けられ、エスカレータを上がって、グループ毎に違う扉の前に案内されます。アテンダントのお姉さんの説明があり、扉の中へ・・・。
まずは、スキャナーボックスが5台並ぶ小部屋がありました。各スキャナーボックスの前に4人ずつ並び、順番に顔の映像を取り込んでいきます。「もう少し顔を中へ入れて下さい。」「ちょっと顔を入れすぎなので、少し出してください。」などなどアテンダントのお姉さんが説明や注意!?をしながら1人2回ずつ撮影するので、結構時間がかかり、うんざり感もあります(^^;。また映画に出演したくない人は、撮影しなければいいだけなのでご安心を(^^)。

スキャナーボックスの上部にはスクリーンがあり、全員が撮影を終わるとプレショーが上映されます。映画の前提や宇宙船「ニモニック号」のクルーの紹介などがあったのですが、クルーの役職の名前が難しいものばかりで、ちっとも頭に入りませんでした(^^;。
映画のストーリー自体は、未来の地球では環境破壊の進み人類が住むのは難しくなったため、人類が宇宙船に乗って宇宙に散らばって移住していき、その何十年後かに「海の音」という地球からの安全!?信号をキャッチしたことにより、ふるさとの星「地球」を目指して帰って行くというものです。が、とにかく設定や画像に凝りすぎの感もあり、短時間で見る映画としては、私には理解しにくいものでした。

プレショーが終わると、次の部屋への扉が開かれ、こぢんまりとした映画館のような空間へ20人で移動します。前面には大きなスクリーンがあり、椅子の背もたれの耳元から、迫力ある音が聞こえてきます。スクリーンに自分の顔が登場するようなのですが、私の場合「自分はこれかな?」程度にしか分かりませんでした。ダンナは最後まで確認できなかったので、アテンダントのお姉さんが「うまく取り込めない場合には出演できない場合もあります。」と言っていた状態だったのでしょう(^^;。

ここからはネタバレを含みますので、これから行くのを楽しみにされている方は読まないで下さいね!

最後に地球に帰り着くシーンでは、自分のいる部屋の横の壁がなくなっていき、隣の部屋の20人、さらに隣の部屋の20人...と合流する形になります。スクリーンも、隣のスクリーンとつながるので、計80人の大部屋で大スクリーンを見るという状態に変わります。
そして、さらに次のシーンでは、自分の前にあった大スクリーンがすぅーと消えて行き、スクリーンの向こうから青くて美しい球形の地球が現れるのです。びっくりしたのは、この球形の地球の周りを三角形で囲む形で観客席が作られていたこと!他にも80人収容の大部屋が2つあったのです!つまり80人×3=240人で見ていたんですね(^^;。この仕掛けはすごかったです!

このパビリオンは、おそらくSF、CG、迫力の映像など、この分野に興味があるかないかで、評価が分かれると思いますので、特に否定的に書くつもりもありませんけれど、あまりこの分野に興味のない方は並んで見るほどのパビリオンではないと思います。結構疲れます(^^;。

|

« 【万博】トヨタグループ館の感想 | Main | 【万博】夢見る山のテーマシアター「めざめの方舟」の感想 »

Comments

温泉あひるさん、こんにちは。(^^)

すごく詳細な、万博のパビリオン情報、とても楽しいです。
σ(^_^)は、企業パビリオンは、一応全部回りました。(シャチハタと日本ガイシが残っていますが。)
三井・東芝館は、日立館と並んで、σ(^_^)にとっては、イチオシのパビリオンでした。

やはり、SF映画が好きかどうかで、評価が分かれますねぇ。(^^;
σ(^_^)は、ガイドブックに乗っていた、CGを見て、「これはタダモノではない!」と、直感しました。
メカ1つを取って見ても、デザインや設定の作りこみが詳細ですばらしく、プレショーで上映されている部分も含めて、映像化すれば、2時間ものの劇場用作品にできるほどの、内容だと思います。

いかんせん、20分のアトラクションでは、時間が短すぎますねぇ。(^^;

あのアニメのテーマが、また深い。
「世界は、一見邪魔に見えるものでさえも、そのもの全てのバランスによって、成り立っている。
自分にとって不都合に見えるものでも、それを排除し続ければ、自分さえも存在できなくなってしまう。」という、一種の哲学が、隠しテーマになっていると見ました。

Posted by: 宮沢 靖 | 2005.04.16 09:04 PM

☆宮沢さん

コメントありがとうございます(^^)。
やっぱり三井・東芝館は、興味のある方にはイチオシなんですね!!作りこみとか、設定とか細かいので、分かる方には分かるのだろうなぁ~とは思っておりました(^^;!

>>いかんせん、20分のアトラクションでは、時間が短すぎますねぇ。(^^;

短いですよねっ!!私のような門外漢には理解するのに足りない時間だし、分かる方には物足りないでしょうし。。。

隠しテーマもあったんですね。なるほど。なるほど。もう1回入れば、もうちょっと理解できて楽しめるかもしれませんね!

Posted by: 温泉あひる | 2005.04.16 09:16 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 【万博】三井・東芝感の感想:

» 三井東芝館 [★愛知万博★]
25日レポートの続きです★ 最初に、「三井東芝館」 このパビリオンの特徴は観客参加型!?といったところ。 映像を見るタイプのパビリオンですが、 観客ひとりひとりが登場するのです! 入館すると、写真撮影が行われます。 次にスクリーンの部屋へ案内されま... [Read More]

Tracked on 2005.04.18 12:19 AM

» 愛知万博-東芝企業館-ある痛々しい青年 愛知万博-東芝企業館-ある痛々しい青年 [ドサ健ブログ地獄]
三井・東芝館で、なかなかいかした参加者を見た。本来とは違った楽しみを得られた体験談。こういう人って多いのでしょうか。 [Read More]

Tracked on 2005.05.06 07:23 AM

« 【万博】トヨタグループ館の感想 | Main | 【万博】夢見る山のテーマシアター「めざめの方舟」の感想 »